イベントレポート
道頓堀にあった竹本座跡地に展示がパネル設置されました
かつて、道頓堀には芝居小屋が並び、道頓堀五座と呼ばれた時代がありました。
その中のひとつであった「竹本座」では、人形浄瑠璃が興行されていました。2002年まで浪花座のあった場所と聞けば、覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
「竹本座」は、1684年に竹本義太夫がこの地で興行を始めたことで始まります。竹本義太夫は浄瑠璃作者の近松門左衛門と提携し、新しい魅力にあふれた作品を多く上演しました。中でも物語の最後を「未来成仏疑ひなき恋の。手本となりにけり」と結ぶ『曾根崎心中』は、空前の大ヒットだったと伝えられています。
近松の没後も『仮名手本忠臣蔵』など、現代まで上演される演目の多くがこの「竹本座」で初演されたことからも、人形浄瑠璃文楽の歴史が始まった場所と言えます。
是非、新たな観光スポットととして、多くの方にご覧いただければと思います。
場所:大阪市中央区道頓堀1丁目8-2 (現在Forever21建設中)
設置日:平成25年3月27日(水) 14:00~