大阪・ミナミの活性化をめざしミナミの”将来像”などを検討しているミナミまち育てネットワーク(会長、山中諄南海電鉄会長兼CEO)は今年1月、1000人近い街の利用者を対象にミナミついて多方面からアンケート調査を実施、そのデータを分析しその報告書がこのほどまとまり発表いたします。
アンケート調査の結果、ミナミについて「個性あふれるエリアの集合体」としてのまちの利用実態が明らかになるとともに、安心安全や放置自転車といった「まちの基本的な環境に対する課題」が浮かび上がりました。当ネットワークは、これを基に「ミナミの街に今後どう彩りを加えたらいいのか」をテーマに、魅力あるミナミを描くために地域との方々との話し合いや事業の連携を積極的に行い、これからの地域の活動に生かしていきたいと思っています。
「まちの利用者を対象としたミナミに対するアンケート調査」
平成22年1月
インターネットでの回答及びアンケート表への記入
ミナミまち育てネットワークの会員企業の社員や会員商店街の経営者等を中心に合計971サンプル
○『個性あふれるエリアの集合体』として、各エリアが独自のターゲットやニーズをつかんでいることが分かりました。
・大阪らしさが最も感じられ、観光客を惹き付ける「道頓堀川周辺」
・トレンド発信源として女性からの厚い支持を集める「心斎橋駅周辺」
・お気に入りの店が多く、来街頻度が最も高い「南海難波駅周辺」
・若い女性の支持を集める「四ツ橋筋周辺」
○安心安全の回復、雑然とした街並の改善等、エリア共通の『まちの基本的な環境に対する課題』が浮かび上がりました。
・「治安が悪い」「一人で歩くのが不安」等の声が大きいこと
・まちが「雑然で汚く見える」という指摘がミナミ全般で高いこと
・放置自転車等の自転車マナーの改善を求めることが大きいこと
各エリアの個性をよりいっそう磨き発信していくとともに、今回調査で浮かび上がったまちの基本的な環境に対する課題を、1つずつクリアしていくための具体的な対策を検討し、実践していきたいと考えています。
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