ミナミのみなみを楽しむ ~木津卸売市場からなんばパークス~
前回の「とんぼりリバークルーズ」に引き続き、今回はふたりの娘を持つネットワーク会員の私がミナミ親子探訪記をお送りします。今回の訪問地はミナミの中の南エリアです。まずは、月に2回土曜日に開催されている木津市場の朝市に行ってみましょう。
大阪の食を支える木津卸売市場
普段は商売人さんが対象の木津市場ですが、月に二度の朝市についてはわれわれ一般人もお買い物が楽しめます。市場に入ってみるとすでに多くの人で賑わっていました。私が子供のころ買い物は市場が中心で、威勢のよいおっちゃんの掛け声が思い出されます。子供たちも普段見ることもないさまざまな「切られていない魚」に興味津々です。おっとあそこではマグロの解体が行われています。マグロの大きさに感動!包丁捌きにも感動!おいしそうなトロにも感動!やっぱり市場は活気がありいいですね。
ミナミといえばアイススケート
続いてやってきましたのが、浪速区スポーツセンターのアイススケート場です。そういえばミナミには大阪球場の隣にアイススケート場があったことを覚えていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。ふたりの娘も今回非常に来るのを楽しみにしていたスポットです。早速貸し靴を借りてリンクへと向かうと、将来の浅田真央、安藤美姫ちゃんがたくさん華麗に滑っています。私たち家族もスケーティングレベルはお構いなしに、そろりそろりとリンクに登場。私自身36年ぶりのスケート挑戦ですが、10分もすればそこそこすべれるようになりました。どうだと言わんばかりに子供を振り返ると、いつの間にやらスイスイ滑っています。そうこうしているうちに高校生ぐらいのグループなども増えてきました。近くに居た上級者の人から靴の履き方のポイントを教わり、元気よくお礼を述べている姿を見ると爽やかな気分になりました。
おやつタイム
子供とお出かけとなればおやつタイムは外せません。「パパのなじみの店に連れて行ってあげよう」ということで、木津市場近くの浪芳庵にお邪魔しました。以前「なんばけーしょん」という街歩きマップに掲載されていたのでふらっと寄ってみたのがきっかけですが、趣のある和菓子屋さんです。なんでも江戸時代から続く老舗のお菓子やさんだそうで、現在のお店は昨年10月に新しく建てられたそうです。イートインできる炙りみたらしを注文し出てくるまでの間、店頭に並んだ和菓子をいろいろ見て回ると、包みに「大阪難波」の文字がありました。これ難波のおみやげですと手渡すのにちょうどよい、手ごろでかつ充実した商品がいっぱいです。
都心の杜、なんばパークス
最後になんばパークスにやってきました。7年前にオープンしたときに比べて木々の緑が一段と成長し、本当に都心の杜のようになってきました。通路のイスや屋上のベンチなどゆったりとくつろげるスペースが多いので、子供ときても安心です。「しんどいー」と連呼されても休憩するところがいっぱいあります。さて子供たちは元気に雑貨を見に行きました。さしずめ誕生日プレゼントの下見でもしているのでしょう。平日は聞くところによると小さな子供をベビーカーに乗せた若いお母様方が多く来れられているそうですが、確かに多少泣き出しても各階から屋上公園に出られるので、人の目を気にする必要がないのは楽ですね。
小さなお子様を持つお父さん、お母さん、ただショッピングだけでは子供は退屈してしまい長い時間は楽しめませんよね。ミナミにはお伝えしたような様々な魅力がありますので、是非次の週末には家族そろってお出かけください。
(データは平成22年12月現在のものです)