大乗坊
毘沙門さんと言えばココ。
浪速区日本橋にある高野山真言宗の寺院「大乗坊」です。
古くは四天王寺の東北方にあり、同寺の守護寺院の一端を担っていましたが天文〜天正の頃、織田信長の石山本願寺攻めの巻き添えにより再三兵火を受けた際に、当時の「大乗坊」住職であった秀信律師が、本尊毘沙門天の佛頭を持って逃れ、この地に再興。以降、江戸時代、備前・池田候の帰依や、船場や堂島の商人たちの寄進で、明治に入るまで広大な寺域を有し、「長町の毘沙門さん」として親しまれるようになりました。
本尊の毘沙門天立像は鎌倉時代中期の作。戦前は国宝、現在は国の重要文化財に指定されており、毎年春秋2回の御開帳日には、奈良、鎌倉、江戸時代作の毘沙門天像が3体並ぶ貴重な御姿を拝めます。
そもそも毘沙門天王は、四天王の一人で武神ですが、中国では「多聞天」と呼ばれ、”多くの願い事を聞いてくださる”と崇敬されてきた福の神。しかも、お美しい吉祥天が夫人で、善膩師童子を含む5人のこどもがいらっしゃることから家庭円満の象徴としても多くの方々から崇められています。
こうした伝承話を語り継がれているのは、26代目ご住職の岩上さん。35年間も「大乗坊」へ参拝される方々を迎えられ、様々な神話や歴史についても、本当によくご存知で、まるで見てきたかのような語りぶりで鎮座される佛神様方のこともとても身近に感じさせてくれるのでした。
- 大乗坊(日本橋毘沙門天)
- 〒556-0005 大阪市浪速区日本橋3-6-13
TEL 06-6643-4078
クロスホテル大阪
「当ホテルマンが目指すのは、大阪に来れば必ず思い出す。お客様の記憶に残るホテル」。大阪ミナミの繁華街の中心。心斎橋・難波より徒歩で数分と利便性抜群の立地。グリコの看板が見える世界唯一の1室も備えたスタイリッシュなホテル。そのロケーションや空間の魅力もさることながら、実はもっと目には見えない、人の五感に響くホスピタリティーに努めていると、副総支配人の森本恵子さんは語ります。
コンセプトは
『Keep in touch(キープ イン タッチ)』。
それはお客様お一人お一人とのご縁を大事にしようということ。「寒い日は、お客様のわらじを懐で温めた日本の旅館にも通じる、相手のことをきめ細やかに慮ったおもてなしの心でしょうか。たとえば当ホテルでは、猛暑の夏ならご来館されるお客様にスタッフ全員で冷たいおしぼりとドリンクをご用意し、お迎えしています」と森本さん。
また海外からのお客様も多いこちら、ときには夜間に体調不良や怪我が起こることも。「そうしたときも救急車の手配はもとより搬送先の病院まで付き添い、治療から完治まで病院との仲介にも携わりお客様が安心できるまで手厚く寄り添う。自分の家族だったらきっとこうするという人としての思いやりこそ、Keep in touchの精神だからです」。
そんな体験がきっかけでファンになりリピートされるお客様や、エピソードを聞いた方がお越しになることも多く、ホテルマンにとってもこの上ない励みに。言葉や文化を超えた心の交流も続いているといいます。
同ホテルでは人材育成もOJTを実施。誠意を込めた先輩の接客ぶりを目の当たりにすることで、マニュアルでは得られない一期一会の大切さを実感し、さらにKeep in touchの精神を後進へ受け継ぎたいと考えています。
「ようこそ」。「お帰りなさい」。
親身なスタッフの声がけにもホッとするロビー。末永くミナミのランドマークであり続けてほしい、温かなおもてなしの心に溢れた貴重なホテルです。
- クロスホテル大阪
- 〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋2-5-15
TEL 06-6213-8281
FAX 06-6213-8640 - 「クロスホテル大阪」のサイトはこちら
- http://www.crosshotel.com/osaka/